国内でスタートアップを始めるには

日本はすでに数多くのビジネス分野で成功しています。新サービスや新規事業を始め、業界をさらに豊かにし、優れたアイデアや製品で溢れさせようと努力している人が数多くいます。現在、この分野に参入しようとしている若者が増えています。その多くが、スタートアップ企業を設立し、それを成功に導き、活況を呈する日本市場で競争力を持たせることができれば、と考えています。

そこで、自分にはアイデアがあり、会社を設立したい、と思っている方のために、スタートアップ企業を始めるにはどうすればよいのか、必要なステップをいくつかご紹介いたします。

 

資金調達方法を考える

スタートアップ企業を設立する際に最も重要なのは、資金を集め、事業を実際に開始できるようにすることです。ですから、必要な資金をできるだけ早く調達するには、知恵を絞る必要があるのです。国内の大手投資家を探すことになると思いますが、その際に何らかの問題が発生するかもしれません。しかし近年は大手独立系ファンドが登場し始めており、スタートアップへの出資にも積極的な姿勢を見せています。ジャフコSV6シリーズやグロービス・キャピタル・パートナーズなどがその例であり、さらには、THE FUNDの登場のように、VCが国内市場に進出して中小企業の成功を支援するという好例もあります。

さらに、海外に限らず日本のスタートアップへも投資を行いたいと考えている大手企業もあります。PayPal Ventures、Light Street Capital、KKR、Tybourne Capital Managementといった企業が例として挙げられます。

 

採用戦略を練る

どこから資金を調達するかといった問題のほかにも、人材の採用についても真剣に考えなくてはなりません。小さな会社であれば、必要な従業員の数もそれほど多くはないかもしれませんが、どちらにしろ戦略は必要です。自分のところで働きたいと思っている人たちのリストを調べ、じっくりと採用戦略を練りましょう。小さな会社から始めるにせよ、ビジネスプランを練っていくうちに、事業を拡大するためには、どれくらいの人を雇う必要があるのかがわかってくるはずです。最初のうちは、少しでもコストを抑えたいのであれば、外注を考えてもいいと思います。

 

焦点を絞る

焦点を絞り、正しい方法で会社づくりをすることに集中する必要があります。詮索しすぎ、親分風を吹かせすぎ、などと言われるのではと恐れずに、サービス・製品開発から、従業員の作業の仕方、さらには書類作成や会計に至るまで、スタートアップのあらゆる側面をしっかりと監督しましょう。自分の会社なのですから、すべては自分にかかっているのです。少なくともスタートアップ事業の最初の段階では、他のことに気を取られないようにしましょう。特に、VCから受け取った資金を運用・有効活用する必要があるのですから。

 

短い記事でしたが、スタートアップを始めてから、成功に導くための最重要ポイントをご紹介しました。いずれにせよ、優れたアイデアがあり、VCが興味を持ってくれれば、成功は間違いないでしょう。