日本のトップ・テックスタートアップ

日本は世界第3位の経済大国であり、名目GDPは5.2兆ドルに達しています。これはすべて、日本でスタートアップ・エコシステムが隆盛しているからなのです。そしてその背景には、日本の立地条件、最先端のテクノロジー、熟練した労働力、航路へのアクセス、そして政府の規制が優れているといった重要な要因があります。スタートアップの大半は東京の渋谷区と港区に集中しており、日本には330万社以上のテック・スタートアップがあります。ここでは、日本で最も成功しているテック・スタートアップをご紹介します。

DeCurret(ディーカレット)

DeCurretは、暗号通貨の交換・決済用プラットフォームとして2018年に設立されました。暗号通貨は日本でも世界中でも大きなトレンドですから、こうしたスタートアップが設立されても不思議ではありません。

DeCurretが提供するのは、ユーザーが暗号通貨の交換や決済に利用できるモバイルアプリです。DeCurretのプラットフォームでは、日本円入金、暗号資産(仮想通貨)の交換、取引、送金などのサービスも提供されています。

 

GROOVE X

2015年に設立されたGROOVE Xは、消費者向けソーシャルロボットを開発する企業です。このソーシャルロボットは「LOVOT(ラボット)」と呼ばれ、素晴らしい機能の数々により、私たちの暮らしを助けてくれます。その素晴らしい機能とは、ベビーモニター、留守番電話、家のパトロールといったもので、これらを利用すれば、家事が大変楽になります。ロボットのボディには約50個のセンサーが搭載されているほか、360度カメラ、マイク、深度カメラ、サーマルビジョン、障害物センサー、さらには移動用の格納式ホイールまで装備されています。さらに、開発者によると、「センサーが捉えた刺激を、 ディープラーニングを含む機械学習技術で処理、リアルタイムに動きを生み出している」ということです。

SkyDrive(スカイドライブ)

日本のトップ・テックスタートアップ

SkyDriveの業務は、ユニークで楽しいものだといえます – この会社は、電動の「空飛ぶクルマ」を開発しているのです。2018年に設立されたSkyDriveは、電動の垂直離着陸(eVTOL)機、バッテリー駆動の旅客輸送用VTOL、重量物運搬用ドローン(「カーゴドローン」)など、さまざまな電動車両を提供しています。同社のカーゴドローンは積載量が大きく、着陸せずに簡単に荷物を降ろすことができます。素晴らしい企業であり、同社の製品は、重量のある農作物や建設資材の輸送のほか、自然災害時の物資輸送にも利用できます。SkyDriveは、環境に負担をかけない、優れた輸送ソリューションを我が国にもたらしてくれたと言っても過言ではないと思います。

BASE

2012年に設立されたBASEは、企業のネットショップ作成支援を目的に作られた、クラウドベースのソフトウェアプラットフォームです。ビジネスをEコマースに変えたいという企業から最も利用され、成功を収めていることから、BASEは素晴らしいソリューションを提供しているといえます。このクラウドベースのプラットフォームには、決済ゲートウェイ、テーマとテンプレート、マーケティングツール、簡単な受注・在庫管理、PIM、SEO設定、CRM、レポートと分析など、さまざまな機能が搭載されています。ただし、ネットショップに付いてくる機能の数は、どのパッケージを選ぶかによって異なり、価格もそれに応じて異なってきます。このほかにも、BASEはショッピングアプリも提供しており、AndroidとiOSの両方に対応したこのアプリは、化粧品、ファッション、スポーツといった製品を扱う企業に最適です。